• ユリウス
  • ……
  • Guten Abend!!久しぶりだ、イロモノたち。そして——
  • クラン
  • 僕の輝く星、ユリウス!
  • クラン
  • アリス
  • あいかわらずねー、クランちゃん。面倒くさい大げさな感じがなんともいえないわ〜
  • ああ、そうだな。貴様も性別が非常に面倒くさいな、アリス。というか。僕にはあまり話しかけないでくれたまえ。ユリウスとの時間が減る
  • クラン
  • あと僕のことは名前で呼ぶなと言っただろう。名で呼んでいいのはマスターとユリウスだけだ!あと怖いからタクトも許している
  • クラン
  • アリス
  • はいはい。まったく…本当、相変わらずねえ。その豹変ぶりもお決まりの言葉も。しかもアタシとは目も合わせず、真顔での返答とはね……
  • アリス
  • いや……でも、返答しただけでも良いほうかもしれないな。ホールへ来てない間に成長したのか?
  • アリス
  • (けど少し前、ストーキングしてるって聞いたような……)
  • アリス
  • (それを聞いて、とうとうそこまでいったのかと思ったけど……)
  • ……(にこにこ)
  • ユリウス
(ユリウス、笑顔のまま固まっている)
  • アリス
  • (ユリウス、笑顔のまま固まらないでよ。かなり怖いわ……)
  • そんなことより聞くのだ、ユリウス!朗報だ!我がマスターが日本へ帰国したのだ。一時帰国ではなく、向こうの部屋を引き払ってのちゃんとした帰国だ。つまりは僕も帰国したということだ!嬉しいか?嬉しいだろう!
  • クラン
  • ユリウス
  • ふふ。それはおめでとうございます。おかえりなさい
  • そうか。そうか。嬉しいか!僕もおおいに嬉しく、感動しているぞ!これから君が星空ホールへ来たら、いつでも僕がいるのだ……!
  • クラン
  • 寂しい思いをさせてすまなかったな。これからは、いつでも僕の音色を披露してやれるぞ!そしてなにより、共に音色を奏でられるのだ!僕は非常に興奮している……。また君と奏で合い、君の音色を感じられるのだから
  • クラン
  • アリス
  • ちょっとちょっと、クランちゃん。暴走しすぎよ。ユリウスは嬉しいなんて一言もいってないじゃないの
  • アリス
  • っていうか。今回は、ご主人様にクランちゃんの紹介をしたいのに、いま伝わってる情報といえば、『キモチワルイ、ユリウスの信者』って感じよ? ちゃんとしましょうよ〜
  • そうだったか、ユリウス。今日は僕の紹介をしてくれるために来てくれたのか、それは感謝する。なんでも聞いてくれ。なんでも答えよう
  • クラン
  • アリス
  • いや、俺を無視するな。俺が進行役なんだよ
  • では任せる。よきにはからえ、アリス。あと名を呼ぶな
  • クラン
  • それでだ、ユリウス!
  • クラン
  • アリス
  • ……おい、待て。バカオーボエ
  • なんなのだ、さっきから。用があるなら簡潔に【1回】で頼みたいのだが?
  • クラン
  • アリス
  • もう……!ご主人様たちへの挨拶の回だっていうのに、アンタって子は……!
  • アリス
  • ホント、最初はこんな子じゃなかったはずなのに……
  • アリス
  • (まあ、始めは始めで癖はあったけどね〜……)
  • ……クランくん。そろそろ僕以外とも、前みたいに仲良くお話してみませんか?
  • ユリウス
  • クラン
  • む? なぜだ?
  • そのほうがいいからです。君にとっても、僕にとっても。そして皆にとっても
  • ユリウス
  • クラン
  • よくわからんが……。ユリウスが目の前にいてもか?君がいないときは、まあたぶん普通に話していると思うのだが……
  • (いや、全然だから……)
  • アリス
  • ユリウス
  • ええ。僕が目の前にいても、です。そうですね……
  • ユリウス
  • 僕を嫉妬させる勢いで皆と話してみてください。そしたら今度は僕が君を求め、追いかける側に回るかもしれませんよ?
  • それは嬉しいが……。うむ。前みたいに皆と仲良くか……。それを君が望むのだな?
  • クラン
  • ユリウス
  • はい。望みます。そういうクランくんを欲します
  • ちょっと、ユリウス。さっきから言い方……
  • アリス
  • ユリウス
  • ふふ……♪
  • うむ!わかった!!君が望み、君のためになるのであれば、もう少し歩み寄ることにしよう!話してやろう!なにより君からのお願いだ。叶える以外の返答はない!!
  • クラン
  • アリス
  • マジか!?
  • ただ、君は特別だ。それは変えられないし、変わらない。いいか?
  • クラン
  • ユリウス
  • ええ。光栄ですよ
  • うむ!そうと決まれば、心を入れ変えよう!アリス!話をすすめるがよい!名を呼ぶことも許してやる、喜べ
  • クラン
  • アリス
  • ……釈然としない
  • まずは、ご主人様たちにご挨拶ですよね、アリスくん
  • ユリウス
  • アリス
  • え、ええ。まあそうね。いまさらになっちゃってるけどね
  • なんと?これはマスターへ届けるものだったのか?それを早く言え、アリス
  • クラン
  • アリス
  • アタシ、言ったわよ!
  • マスター、失礼したな。ここまでのメッセージCDなどの経緯はなんとなく聞いているぞ。僕もいつかあなたに届けられると嬉しい。そう思っている
  • クラン
  • そのときは、綺麗な月夜の下で、できれば噴水をバックに1曲アカペラで歌ってから、跪いて渡したいと思っている
  • クラン
  • そして――手の甲に接吻をして、手を取り合い、マスターと僕は見つめ合うのだ! その後は……ふふ♪
  • クラン
  • ああ!それと。ホールの仲間ではユリウスが特別だが、マスター、あなたはそれ以上だ。別格だ。それは知っておいてほしい
  • クラン
  • ユリウス
  • ふふ、良い挨拶ですね
  • え、いまの挨拶だったの?はあ……。なんかよくわからないけど。クランちゃんの挨拶、終わったみたいだし質問していくわね!
  • アリス
  • クランちゃんの身長、教えてちょうだい
  • アリス
  • クラン
  • うむ。175くらいだ。だがそれを聞いてどうするのだ?
  • こういう情報は知りたいものなのよ。察しなさい。それで、次!ホールでは誰と仲良し……は、聞かなくてもいいかしらね
  • アリス
  • クラン
  • 大丈夫だ、答えるぞ。ユリウスだ。その次はナイト、だな
  • いや、まあ。聞かなくてもわかるって意味だったんだけど
  • アリス
  • ……っていうか、ナイトちゃんとも仲が良いのね、クランちゃん
  • アリス
  • クラン
  • うむ。ユリウス以外で言ったら、ナイトだな。これまで話しかけたのは、たぶんこの2人くらいだろうか。……ああ! アリスもまあまあ話してたな
  • 主にアタシが話しかけて…って形だったけどね〜。基本ユリウスがいないときに
  • アリス
  • クラン
  • うむ。それは仕方ない。ユリウスがいたら、僕は彼を追いかけるからな
  • そういえば、クランちゃん。どうしてそんなにユリウスのことが好きになっちゃったの?いつから?たしか最初はいまみたいな感じに、みんなと話してたわよね?
  • アリス
  • クラン
  • ああ、それは――
  • はーいはいはい!!そこまで!
  • ナイト
  • アリス
  • あら、ナイトちゃん。どうしたの?
  • 長い!長いよ、紹介トーク!まわりで聞いてた皆、もう外へいっちゃったよ?
  • ナイト
  • クラン
  • なんと!
  • なんと! じゃないよ〜もぉ〜!そろそろ終わろうよ、また次話したらいいでしょ
  • ナイト
  • クラン
  • うむ。残念だか、次があるならそうしよう
  • そうね。クランちゃんには紹介したい子たちがいるしね
  • アリス
  • クラン
  • また仲間が増えたのか?
  • ええ。会ってあげてちょうだい
  • アリス
  • クラン
  • うむ。挨拶はさせてもらおう
  • クラン
  • それにこれまでの者にも、改めて挨拶をしよう。あまり話もせず名もうろ覚えだしな!
  • クラン
  • ああ、それに顔は知っていても、名乗りあってないものもいる気がするしな
  • まあ、クランちゃん。ここに来るのって、ごくまれだったしねぇ〜。でもこれからは頻繁に来られるんでしょ?ふふ、色々楽しみだわぁ〜♪
  • アリス
  • ユリウス
  • ふふ、そうですね。それでは、今回はこのあたりで失礼致しますね、ご主人様。またお話しましょう、おやすみなさいませ
  • マスター、今回は失礼した。次回はきちんとさせていただく。だから、許してくれ。ではな! また話そう!
  • クラン
  • ……ってことで、ユリウス!僕たちも外へ行こうじゃないか!
  • クラン
  • ユリウス
  • はい、行きましょうか……
(ユリウス、笑顔のまま。クランに半ば強引に引っ張られて行く)
  • ……ねえ、ナイトちゃん
  • アリス
  • ナイト
  • なに? アリスちゃん
  • ……皆が外にいった理由は?
  • アリス
  • ナイト
  • …………ユリウスくんが、ずーっと笑顔のままで……。なんか怖かったから
  • ……でしょうね
  • アリス