『星空ホールへおいでよ♪』

よお、マスター。元気か？

こんばんは、マスター。麗音です。今夜は斉藤さんの紹介です

お。麗音！今日は普通だな

普通ってなんですか。俺はいつでも普通です

そうか？　椿とかがそばにいると、おまえ、暴走するだろ？なんかクネクネしながら

タクトさん、椿さん、弁慶様は俺の欲求を自然と満たしてくれる『神』的存在なので仕方ないです

ははははは、そうかそうか。なんかわからんが、楽しそうでなによりだ

なんだろう……。そう爽やかにいわれると恥ずかしくなってくる

……で。今日は俺の何を話せばいいんだ？

あ、はい。斉藤さんの身長と仲良しの人とかいつも何してるかとかを教えてください

身長は173センチだ。仲良しっていうか、よく話すのはユリウスとかナイトとかアリスちゃんとかかな

アリスちゃんは、俺に対して『素』でいてくれるからなんか嬉しいな！

アリスさんの『素』！？そ、それはいったいどういう感じなんですか！？

どういうって普通だぞ。普通に男みたいにしゃべる。少しかったるげに話すかな？

なんか……イイですね

麗音、アリスちゃんまでも守備範囲なのか？

俺は良い『圧』をくれる人は誰でも好きです！けど愛しているのはマスターだけです！

はははは、聞いてないことまでありがとな！

やっぱりなんかやりづらい

そういえば、俺の中で斉藤さんのイメージ動物は『馬』なんです！

唐突になんだ……？馬……？

はい！　馬です！優しそうな目と爽やかさ、そしてたたずまいがかっこいいので！

その理由でなんで『馬』なのかいまいちまだわからんが……。サンキュ、麗音

はい……

え、おい。どうした？なんでそこで哀しそうにするんだ？

少しは冷たい言葉をくれると期待したので……

あー……。…………わかった。ちょっと待て

ちょ……なんですか！？なんで腕をひっぱるんですか！斉藤！

まあまあ、いいからいいから。ちょっと来てよ、椿ちゃん

椿しゃん！？

……っ！　麗音！？え……なんですか？どういうことですか？

麗音に冷たい言葉、かけてやってくれよ、椿。俺じゃ無理みたいだからさ♪

え………………

ってことで、マスター！俺はここまでだ。またな！　おやすみ。イイ夢みろよ！

（斉藤、椿を置いて退場する）

ちょ……ちょっと斉藤！

わくわくわくわくわく……。椿さん、俺……リクエストしていいですか？

り、りくえすと？

はい！椿さんに冷たい感じの低音声で言ってほしいセリフです！

うっ……いや、それは……ちょっと……

ひとつめはですねー……（にやにや）

（誰か……助けてください……！）

次回へつづく……。